(再改定版:V2.5対応版 2017/06/27更新)
(2019/12/23  ケーブル作成方法の記事へのリンク追加)

ディスクシステムのRAMアダプタの記事のバージョン2.5改定版です。
(おそらくそれ以降のバージョンでも問題無いかと)

バージョン1.1から同様の機能はあったのですが、いつのまにか削除され、V2.5で再度復活した模様。

レトロフリークに、ファミコンのディスクシステムのRAMアダプタ(HVC-023)を繋いだ場合の動作について、再度検証をしてみました。
結果として当方の環境では以下の場合にBIOSの吸い出しとディスクシステムのゲーム動作が確認できました。

・レトロフリークのバージョンは2.5。(過去バージョンで吸い出したBIOSでは動作しませんでした)
・microSD内に既にBIOS
(Retrofreak/BIOS/disksys.rom)が保存されていないこと。
・ディスクシステムのBIOSの吸出しができるのは後期バージョン。 (※コメント欄にて初期バージョンでも読めたとの報告あり)
・うまく読み込まない場合はRAMアダプタのネジを外して本体に差し込む。

成功すると、microSDのRetroFreakのフォルダの中にBIOSというフォルダが作成され、disksys.romというファイルが保存されます。

BIOSOK

既にBIOSファイルが存在する場合は何も起きません。メッセージなども表示されません。

BIOSのインストール動画です。
 

レトロフリーク上ではBIOSというフォルダが作成されたことが確認できます。
PCでmicroSDの中身を見ると、RetroFreak/BIOS/disksys.rom というファイルが作成されていることが確認できます。

<RAMアダプタのバージョンの見分け方>
前期バージョンと後期バージョンがあり、RAMアダプタ表面がつるつるなら前期バージョンの可能性あり、ざらざらなら後期バージョン。
DiskSystemRAMVersion
左が初期バージョンの可能性あり、右が後期バージョン。

ただ、これでは確実とは言えないので、確認する方法を。
ファミコンにRAMアダプタを挿して、電源ON。
STARTとSELECTを押しながらリセット。リセットしたらすぐにIコンの右+Aを押す。
これで以下のような画面がでてきて判別できます。(右+Aを押さなかった場合はポート確認画面へ)

DiskSystemVersion
左が前期バージョン。右が後期バージョン(DEV.NO.2)。


実機がない場合は、ねじを外して、載っているチップが、「RP2C33 01」ならBIOS吸い出しのできない前期バージョン。「RP2C33A 01A」なら吸い出し可能な後期バージョンになります。

disksystemHVC-FMR-03

基板上の番号では、
「HVC-FMR-01」「HVC-FMR-02」は前期バージョン。
「HVC-FMR-03」はいずれの可能性もあり(上記写真のチップで判断)。
「HVC-FMR-04」「HVC-FMR-05」は後期バージョン。
という所でしょうか。

ちなみに、レトロフリークでファミコンディスクシステムのソフトをプレイするときは、操作設定メニュー内、ショートカット設定に、ディスクサイド切り替えという項目でA面B面の切り替えボタンを設定しておきます。
ディスク入れ替え画面がが出てきたら、ディスクサイド切り替えボタン(標準コントローラーではSTART+OPTION)を押すことでディスクの入れ替えができます。他のコントローラーの場合はショートカット設定の画面から設定できます。

事前に操作設定でオーバークロックを4倍速設定にしておいて、起動時に高速化(標準コントローラーではOPTION+X)させると読み込みも素早く終わり、より一層快適になります。

ディスクドライブの修理、吸い出しケーブルの作成、データ吸い出し等を行い、無事ディスクシステムの動作まで確認できました。この辺は記事にしたいところだけどまだまだ不明点が多くて・・・。

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(2019/12追記)
吸い出しケーブルの作成については以下の記事に記載しています。

レトロフリーク:ディスクシステムの吸い出しに必要な機材と注意点まとめ
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GBA版ファミコンミニで駄目だったファミコン探偵倶楽部も
Famicom Mini 27 -0
吸い出したディスクシステム版でこのとおり動作します。
ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者 前編-0

修理にはモビロンバンドを使っていましたが、5年ほどで全部使えなくなってしまいました。
かといって他にいい素材もなし。また付け替えればいいだけなんですけどね。

1
当方の修理環境。

吸い出しは不安定。一見吸い出しできているようでもレトロフリークで動かなかったり。
ディスク片面の読み込みは10秒とかからないんですよね。
ドライブ自体は性能良かったんだと改めて認識。

実機では時間がかかって確認が面倒なディスクの中身も、これを機にレトロフリークでいろいろ調べてみようかと。
ディスクカードにラベルと違うものが入っていたりするのも一興。
まさにDISKガチャ。レアソフトが出るかも・・。

で、JPGAMESディスクシステム関連リンク。
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