POLYMEGA用に買ったSSDで遊んでみた。
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過去のPOLYMEGA関連記事はこちら。
POLYMEGAを知らない人はPOLYMEGA(ポリメガ)の基礎知識(仮)の記事を参照。

増設必須のM.2 SSD (Amazon) 参考記事→雑記:POLYMEGAで使うSSDを選ぶためのメモ
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以下は近い将来の自分宛てのメモなので、万が一この記事を真似して何か起こったとしても自己責任で。

POLYMEGAで使用する予定のSSDが届いたのだが、POLYMEGAが届かないので、SSDで遊んでみる。

とりあえず性能がどれくらいか気になるので調査してみたい。

PCのm.2スロットに接続して、OSをクリーンインストールしてから計測するのが手っ取り早そうだが、今使っているm.2 SSDは近い将来換装することになるので、予行演習として既存環境丸ごとの移行も試してみる。


大まかな手順は以下のとおり。
・M2.SSD(新)(今回買ったもの)をUSB接続する
・M2.SSD(旧)からM2.SSD(新)にコピー。
・M2.SSD(新)をPCに取り付けて起動、スピード計測


手順1.M2.SSD(新)をUSB接続する

まずはPCIe接続のM2.SSDをM.2スロット以外の接続方法でPCに接続する必要がある。
PCへの接続方法はいくつかあるが、一番手軽に扱えそうなUSB接続を選択。

今回使用するPCIeでNVMe接続のm.2 SSDはKeyMだ。
KeyM+BとかKeyB(SATA接続用)のものでは接続できないので注意が必要。
PCIe接続(Mkey)対応のこれを使用。


M2.SSD(新)を取り付け、PCにUSB接続してみるも、このままではドライブとして認識されない。

で、Windowsキー+Xを押し、”ディスクの管理”を開く。
記憶域/ディスクの管理を見ると、今回接続した未割り当てのドライブがあるので新しいシンプルボリュームの作成(ドライブレター割り当てやフォーマット)を行う。

これでM.2SSD(新)がUSB接続のドライブとして認識された。


が、ここで一つ忘れていた。

数年前M.2 SSDを導入したとき、確かMBRフォーマットではブートできなかったことを思い出した。
OSが64bitでマザーボードが(ACHIブートでなく)UEFIブートでしかM.2SSDをブートドライブに設定できず、パーティション方式をGPTにする必要があったのだ。

今回はどの形式にしたのか分からない。

GPTなら2G超えディスクも扱えるので将来の大容量化も見越してGPTでやった方がいいだろう。
将来古い規格に悩まされないように、機会があれば新しい規格に切り替えていく方が気が楽だ。


で、今回MBR方式かGPT方式のどちらでフォーマットしたのかを調べてみる。

もう一度ディスクの管理を開き、ディスクxのところを右クリック。

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GPTディスクに変換と表示されたので、MBRでフォーマットされていることが分かった。

パーティションを右クリックしボリュームの削除を行い、ディスクのところを右クリックして”GPTディスクに変換”を実行する。

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再度新しいシンプルボリュームの割り当てを行う。
とりあえずこれで安心だ。


試しにUSB接続の状態でCrystalDiskMarkを使ってスピード計測をしてみる。
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測定できたものの、はほぼUSB3.0接続の性能が足をひっぱっていそうだ。
ケースが対応しているUSB3.1 Gen2で接続できればもっと早いはず。
うちのPCにそんなコネクタは付いていないが・・・。

必要ないかもしれないが、ディスクの管理からボリュームの割り当てを解除しておく。



手順2.M2.SSD(旧)からM2.SSD(新)にコピー。

移行用のツールとして、EaseUS Todo BackupのFree版(ver12.0)をインストール、起動。
下から三番目のクローンを選択。
ソース選択画面でm.2SSD(旧)のOSの入っているドライブを選択、次へ。
ターゲット選択画面でm.2SSD(新)のドライブを選択、実行。
”パーティションクローンが正常に完了しました。"のメッセージが出るまで待つ。(15分~)


ここで移行先のパーティションサイズを指定し忘れたことに気づく。旧ドライブと同じサイズでパーティションが区切られてしまい、大半が未使用領域になってしまったので割り当てを行う。

EaseUS Partition MasterのFree版(ver13.8)をインストール、起動。
M2.SSD(新)の使用されているスペースが一番大きいパーティションを選択し、右クリック、サイズ調整/移動を選択。
未割り当て領域を全て割り当ててOKボタン。(Free版では増やしたいパーティションの隣接パーティションが未使用なら割り当て可能)
”1つの操作を実行する”を選択、適用ボタン。

これでシステムパーティションの移行とパーティションの拡張が完了。

ボリュームラベルが移行元と同じになっているので変更しておく。


※実際には次の手順の前にBIOSのアップデートを行った。(起動ドライブとして表示されなかったため)


手順3.M2.SSD(新)をPCに取り付けて起動、スピード計測

M.2SSD(旧)を外し、M.2SSD(新)に換装する。
PCの電源を入れ、BIOS画面を開く。
ブートドライブとしてM2.SSD(新)を選択、保存して再起動。

再起動後は無事立ち上がったが、いくつかのソフトで不具合が出た。
今回はテストだが、実際やるときはクリーンインストールでいいかも・・。

スピードを計測してみる。

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遅っ!いや遅くはないがスペックからしたらかなり遅い・・。3倍は出てもいいはず。

原因は間違いなくマザーボードだ。そもそもGen3に対応してないし。
M.2スロットが出始めた頃のもので内部的にSATA6Gb/sのポート2つ分の帯域を使っているらしいのでこの速度が限界のようだ。ちなみにM.2SSDはPCIe接続もSATA接続も対応していた。
古いマザーなのに最近のSSDがつながるだけマシといったところだ。


<結果>
結果として今回のm.2 SSDはこのPCにはオーバースペックだったということが判明。
最大性能を発揮することはできず、目的であった性能調査は現状では不可能という結論に達した。

今回買ったSSDはGen3に対応しているPOLYMEGA用にして、もっと安くて適度の性能のものをPC用に買うのがコストパフォーマンス的には良さそうだ。

肝心のPOLYMEGAが届いていないが、今と比べて1500円以上は安いタイミングでSSDを買えたので時期的にも正解だったと思う。

ちなみにPOLYMEGA用にGen4対応のものを買ってもGen3の性能までしか出ないだろうから、オーバースペックになると思われる。

まあ、当初の目的は達成でき、収穫も多かったと思う。
環境移行が成功したという実績。万が一のときの対応が楽になりそう。
数年前で止まっていたPCの知識もちょっとは上がった。

また、M.2SSDをUSB接続できるようになったのも大きい。
POLYMEGAに付けたSSDを外して中を確認できたり、大容量HDDへのバックアップや再取り込み不要で大容量へのアップグレードもおそらくできるだろう。楽しみだ。

そして、いずれはGen4対応のマザーでPC組みたいね・・・。

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